*** 旅のもう一つの楽しみ、美術館との出会い ***
Vol.ⅩXI Sept. 1. 2018
 
 
                
 
               旅の楽しみは、旅に出るまでの準備期間のワクワク感と旅先でのお薦めスポットの見学、独特の文化に触れる瞬間、そして何よりグルメ・温泉や宿のもてなしにあると思うが、我が家ではもう一つ楽しみにしていることがある。それは、その近辺にある「美術館」や「博物館」を訪ねることである。
都内には、もちろん建物も所蔵品も立派な美術館が沢山あるのだが、最近は各地に一生懸命頑張っている個性的な美術館が多数存在していて、うれしくなることが多いのである。
 
 
                 
 
                 
 
                 
 
               まず、福島県の「諸橋近代美術館」、広大な土地に建物の外観・水をたたえた風景共に美しいのだが、特にスペインの奇才サルバドール・ダリの作品を多数所蔵・展示しており(アジア一、世界でも4番目の収蔵量)ダリファンにとってはこのうえない至福の時間をすごせる美術館であった。
 
 
                
 
                
 
               そばには、名水柿田川水郡もあり、こちらもぜひ訪ねたい。
「静岡市立芹沢銈介美術館」も印象に残る美術館であった。訪ねるまで全く知らなかった染色家の作品に触れて、一気に名前が心に留まることになったのである。ここは、建物の入口にも特徴があり、その美しさと斬新さ故に好きな美術館のひとつとなっている。周辺は石垣イチゴが有名なので、イチゴの時期がお薦めである。
 
 
                
 
                 
 
                大好きな金沢方面にも、行ってみたら意外と穴場で、内緒で教えたくなる美術館(?)が3つある。東茶屋街近くにある「金沢蓄音機館」は、小さくて見落としてしまいそうだが、蓄音機の歴史やしくみが丁寧に展示されており、また、世界で初めて、録音された音が、エジソン本人による『メリーさんの羊』で、貴重なその声を聞くことができるのである。
 
 
               そして、加賀市の片山津温泉から少しはずれた柴山潟のほとりに地味に建っている「雪の科学館」は、物理学者中谷宇吉郎 (訪ねるまで全く知らない名であった )の「雪は天から送られた手紙である」という名言そのままに可愛らしい形状の建物や博士の人となりが発見できる雪に関するとてもロマンティックな科学館である。氷のペンダントを作ったり、雪に関する選りすぐりの書物が購入できたり、ほっこりのんびりできる場所でもある。金沢は、やはりカニ解禁となる 11月第 2週目以降に訪ねるのが楽しみも倍増するだろう。
 
 
                 
 
                 
 
                 
 
                 
 
                軽井沢では、観光スポットの喧噪から離れて、スケートリンクのほど近くにある「セゾン現代美術館」がとても楽しい。もちろん庭にも現代彫刻が点在しているが、館内の展示物がこれぞ、現代美術という五感で感じるものが多く、美術への概念が覆され、新たな発見にワクワクするのである。
 
 
                 
 
                 
 
               栃木県那須にあった「ニキ美術館」もエントランスから建物を含め作りが素敵で、大好きな美術館であったが、今回ひとりごとをつぶやくに当たり再度調べてみると、2011年8月に閉館したようでとても残念である。フランスのニキ・ド・サンファルという女流芸術家で作品がユニークなので、好きになった作家の一人であった。彼女は確か、ファッションモデルから自我に目覚め、自己表現として様々な手法を試みながら (例えば、ライフルで空中に投げたペンキ缶を撃って飛び散った色を作品にするなど・・・)造形作家になったと覚えている。海外でも公共の屋外オブジェとしてかなりの数の作品が存在しているはずである。カラフルな色と造形の面白さに心惹かれるものがあったのだが、日本では彼女の作品に出会うことは今となっては難しいのだろうか?
 
 
               とかく海外に目を向けがちだが、日本国内にも素晴らしい美術館が沢山あることを認識できるのも旅の魅力の一つに違いないと思うのである。
 
 
                 
 
                 
 
                 
 
                 
 
                これから行く先々で新しく出会うであろう作品や美術館たちに期待を寄せつつ、ペンをおくことにしよう。
「旅先で味わう幸せな瞬間は、美しい美術館との出会いかも・・?」 というひとりごとでした。
 
 
*本文内の写真はイメージ映像もあります。必ずしも本文と一致するものではありません。
 参考:・諸橋近代美術館  dali.jp    
   ・クレマチスの丘  https://www.clematis-no-oka.co.jp
   ・佐野美術館    www.sanobi.or.jp
   ・静岡市立芹沢銈介美術館 www.seribi.jp
   ・久保田一竹美術館 itchiku-museum.com
   ・金沢蓄音機館   www.kanazawa-museum.jp/chikuonki
   ・石川県立美術館  www.ishibi.pref.ishikawa.jp
   ・雪の科学館    http://kagashi-ss.co.jp/yuki-mus/yuki_home/
   ・北澤美術館    kitazawamuseum.kitz.co.jp
         ・セゾン近代美術館 https://www.smma.or.jp
   ・市村記念館      www.town.karuizawa.lg.jp/www/contents/1001000000931/
   ・東京都庭園美術館 https://www.teien-art-museum.ne.jp
 
            Kissからの伝言
Kiss-party フットケアプログラム
 
             
               特別な器具も薬も使わず 
             
 
             
               サロンへ出向く必要もなく 
             
 
             
               自分のタイミングで 
             
 
             
               くじけそうになったら応援してくれる 
             
 
             
               でも、綺麗になりたい・・・ 
             
 
             
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              Kiss Party を覗いてみてください。 
             
 
             
                Kiss-Party  
             
 
             
 
               
 
               
 
                