6月という言葉で連想するもの、雨・梅雨・June Bride・真珠・ばら・・
子供の頃、大きな水たまりに落ちていく雨粒をじっと見ていると、その落ちた瞬間水面から跳ね上がる水滴が私には妖精が踊っているように見えたものでした。水滴の大きさによって妖精の姿が可愛らしかったり、大人びていたりと密かにおとぎの世界に遊んでいたのを時々懐かしく思い出します。(最近では水たまり自体あまり見かけなくなりましたが)
そして、6月の誕生花はバラ、誕生石は真珠、6月の花嫁は幸せになれるというJune Bride などなんとも美しいものたちが6月を飾り立てていて、子供心に華やかなイメージを膨らませて憧れていたものでした。
それは、きっと鬱陶しく感じる梅雨を晴れ晴れとさせるおまじないだったのかも・・・などと最近思いますが・・
雨の日の外出はあまり好きではないけれど、ちょっと視点を変えると、楽しく素敵な一日にできることも・・朝、予報で雨と知ったら、思いっきり雨気分に浸って雨仕様のお洒落に徹してしまいましょう・・それには、日頃から準備が必要・・・・・足元はどうせ濡れちゃうなら、膝丈までの長靴をブーツ気分で黒・茶ともう1色くらい(私は赤とパープルとちょっと明るめで2足)用意して、もちろん傘もビニール傘はやめて、長傘を色や柄を意識して何本か揃えておくと(私のお気に入りは前原光栄商店の16本骨のしっかりした長傘、房飾りや持ち手がクラッシックでシックな柄も選ぶのに迷うほど)これまた、雨の日が楽しくなってくる。
跳ね上げを考えて短めのスカートやキュロットにお洋服に合わせた傘と長靴をブーツ感覚で、両手を使いたければリュックや斜めがけのショルダーをチョイスして颯爽と出かけてみては・・・雨の日は、いつもより背筋をピンと伸ばして元気よく大股で歩くのが、気分をあげるヒント・・・ほら、足取りも軽くなってきたような・・・
そして、日が暮れて、夜の高速道路で車を走らせると雨に反射するテールランプの列がそれは、それは幻想的に見えて、ちょっとお洒落してディナーという場面ならBGMにボサノバなんて流れているとなんとも大人の雰囲気が・・・
ここ数年の雨の様子は災害をもたらす厳しいものもあり、いちがいに雨も大歓迎とはいえないけれど、雨の日も素敵に・・・というひとりごとでした。